まあ、究極どれもあり!っていうことが当たり前になってはいけないとは思うのですが私の場合、工場で働いたり、メーカーの開発部に在籍したりなどものづくり一筋の職歴で現在に至っています。でも明らかにこの業界は結構問題が多いと感じています。
パソコンやOSの普及で一般の人々に受け入れられやすくなった反面、ものづくりに対するこだわりや意識の低さというものが感じられます。ユーザーが大きな影響を与えているのは事実でしょうが企業側もかなりのものです。
たいした知識、経験(含む人生経験)もない人たちが金額の大小にかかわらず中途半端なプライドをもったプロ意識がやっかいなもの。
大半が起業して5~6年程度だと思うのですが10年以上バリバリやっているような気でいるように思います。実際、儲かっているのはほんの一握りで共通して”お金をかけなくても設けることができる”という幻想をもっているかと思います。
誰がそんなことを言ったのでしょう?今やデザインだけで商売できずシステムと融合したものが当たり前のようになっていきます。それでもなおお金をかけようとしない、ユーザーと企業。
製造業であることは間違いないのに、人やソフトやサーバーにお金がかかってしまうのにそれでも”お金かけずに金儲け”を信じている企業、特に地方には多いと思います。
そういいつつもこの業界に身をおいている私ですが、気持ち的には中小の町工場で旋盤やプレスマシンを扱って物を作っている人たちのような雰囲気が好きです。また直にそういう人たちの技術やこだわりを見てきました。
そのような気持ちをいつまでも持ち続けていたいし、
この業界もユーザーさんを含めてそうなってほしいですね。